畳の日頃のメンテナンスについて

■畳はこまめなお手入れが大切

毎日クリーナーをかけてお部屋を掃除する方や雑巾で丁寧に水拭きする方、お掃除シートなどで気軽にお掃除する方も多いかと思います。
では、畳のお部屋はどのようにお掃除すればいいのでしょうか。
畳は、い草の網目にホコリが入り込みやすいので、こまめにお掃除してあげることが大切です。
見た目には汚れているのがわかりにくいかもしれませんが、表面の汚れだけでなく、

座ったり、歩いたりしているうちに汚れを押し込んでしまうこともあるので注意しましょう。

■ホウキの活用

畳の日頃のメンテナンスを行うのに、最もおすすめなのはホウキです。
昔はクリーナーもありませんでしたので、ホウキか雑巾です。
ホウキなら畳の隙間に入り込んだホコリも掻き出すことができます。
室内用のホウキで、優しく丁寧にホコリを掃きましょう。
昔ながらの畳のメンテナンス法としては、出がらしのお茶っぱをよく絞って、水気を取り、畳に撒きます。
畳の目に沿ってお茶っぱをホウキで掃いた後、乾いた雑巾で乾拭きをしてください。
お茶に含まれているカテキンの吸着性や殺菌・抗菌作用のおかげで、ホコリや雑菌がきれいに取れます。
いにしえの人の生活の知恵です。

■クリーナーの活用

ホウキなんて家にない、面倒、雑巾がけとか無理、お茶は淹れないといった方は、クリーナーでお掃除しても問題ありません。
ただし、こするようにかけると畳表を傷付けてしまいます。
畳表に傷が付かないよう、編み目に沿って丁寧にかけていきましょう。
隙間のゴミが意外に取りにくいですが、何度か優しくかければ、きれいにできます。

日本の伝統文化である「畳」の良さを、専門家がご提案いたします。

大岩畳店